武生で2日、チャリティー音楽会

カンボジアの

孤児を救おう

オペラ歌手 深見さんら出演

武生府中RC

　武生府中ロータリークラブは創立二十五周年を記念して、二日午後二時から武生市文化センターでチャリティーコンサート(福井新聞社後援)を開く。世界的なバリトン歌手らがオペラなどを披露。収益金はカンボジアの病院に贈り、戦災孤児の支援に役立てる。

　出演するのは世界中で奉仕活動をしているオペラ歌手、深見東州さんのほか、東京音楽大教授の栗林義信さん や国際音楽コンクールで入賞している岩井理花さん、ヒット曲「与作」の作詞作曲者で少年時代を武生で過ごし た七澤公典さんら七人。

　深見さんは「夕星の歌」「彼女に告げて」などをバリトンでたっぷり歌う。栗林さんや岩井さんはソロ、二重奏で美しい歌声を披露。最後には七澤さんのギターに合わせて「与作」を合唱する。

　深見さんがカンボジアで続けている献身的な慈善活動を知った同クラブの会員が深見さんに接触、武生でのコンサートが実現した。一口千円で家族や友人を誘い入場できる。収益金は深見さんが設立に奔走した首都プノンペンのシアヌーク病院に贈る。

　同病院は一九九六年オープンした。二十四時間体制で年間十万人が受診。貧しい人には無料で治療している。

地雷で手足を失った人や栄養失調の子供ら年間数千人の命を救っているという。

　コンサートの収益金は薬や機器の購入などに充てられる。同クラブの中島千治会長(67)らは収益金百万円を目標に、多くの入場を呼び掛けている。

創立25年記念し

慈善コンサート

武生府中RC

　武生府中ロータリークラブ創立二十五周年を記念して二日、チャリティーコンサートが武生市文化センターで 開かれた=写真。世界中で奉仕活動をしている深見東州さんらオペラ歌手三人の美しい歌声に約七百人の聴衆は 酔いしれていた。収益金はカンボジアのシアヌーク病院へ贈り、戦災孤児の治療に役立てる。

　同ロータリークラブの中島千治会長が「助け合う心は何より大切なもの。今日の収益金がカンボジアで大きく 花開くことを期待したい」とあいさつ。深見東州さんのほか、栗林義信さん、岩井理花さんが、オペラの曲をソ ロと二重奏で披露した。ヒット曲「与作」の作詞作曲者で少年時代を武生で過ごした七澤公典さんのギターに合 わせての「与作」の合唱もあった。

　シアヌーク病院は深見さんが設立に奔走した病院で、一九九六年にオープン。二十四時間体制で貧しい人には無料で治療している。