産経新聞 半田晴久(深見東州)掲載
「東京大薪能」 25日無料公開 お台場潮風公園
2001.09.13 東京朝刊
「第四回東京大薪能」と題した演能会(NPO法人世界芸術文化振興協会=深見東州会長=など主催、産経新 聞など後援)が二十五日午後六時半から、お台場潮風公園太陽の広場で開催される。
この演能会は、国内外の若い人々に伝統芸術・能楽の素晴らしさを知ってもらおうと、四年前から無料公開されている。上演前にわかりやすい解説も行われる。出演は、能楽の主要流派のひとつである宝生流の宗家・宝生英照氏など。
演目は能「井筒(いづつ)」、狂言「昆布売(こぶうり)」、半能「石橋連獅子(しゃっきょうれんじし)」の三目。
夜の潮風にかがり火揺れて 臨海副都心で東京大薪能
2001.09.26
伝統芸能のすばらしさを多くの人に知ってもらおうと、「第四回東京大薪能」(NPO法人世界芸術文化振興協会など主催、産経新聞など後援)が二十五日夜、臨海副都心の潮風公園(品川区東八潮)で開催された=写真。
開演に先立ち、同協会理事で元参院議員の国弘正雄氏が「能は日本の美意識の究極の形。若い人の間で関心が高まっているのは好ましいこと」などとあいさつ。続いて、能楽評論家の堀上謙氏がこの日の演目の見どころなどを解説した。
特設された能舞台では、能の優美さを代表する「井筒」、会話の妙が面白い狂言「昆布売(こぶうり)」が演 じられた後、舞踊的要素の強い「石橋(しゃっきょう)」を、同協会会長である深見東州氏が白獅子にふんして 舞った。東京湾を吹きぬける風でときおりかがり火が揺れる中、約二千五百人の観客らが幽玄の美の世界に酔い しれた。