毎日新聞 スフィンクス薪能報道
「スフィンクス薪能」公演、6月1日に--エジプト・ギザで
2001.05.26 東京朝刊
スフィンクスの前で薪能を披露する「スフィンクス薪能」公演が6月1日夜(日本時間同2日未明)、エジプト・ギザの広場で催される。
NPO法人「世界芸術文化振興協会」(東京都杉並区)主催。
6月1日午後7時から3時間にわたり、能「翁(おきな)」を宝生流宗家・宝生英照、狂言「棒縛(ぼうしばり)」を山本規則、能「石橋(しゃっきょう)」を白獅子深見東州、赤獅子辰巳満次郎がそれぞれ演じる。
スフィンクスに伝統の舞を披露--エジプト
2001.06.02 東京夕刊
【カイロ小倉孝保】エジプト・カイロ郊外のギザで1日夜(日本時間2日未明)、薪能(世界芸術文化振興協会主催、毎日新聞社など後援)が披露され、観客は歴史遺産スフィンクスの前で演じられた日本の伝統芸能の舞を満喫した。
スフィンクスはエジプト古代第4王朝(紀元前2613~同2498年)にピラミッドの守り神として建造された巨大石像。近くのピラミッド群とともに79年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に指定された。能楽も今年5月、ユネスコの世界無形遺産になっている。
現地時間午後8時過ぎ、スフィンクス南側の木造特設舞台の横では、三本の薪に火が付けられた。宝生英照氏 が天下泰平や五穀豊穣(ほうじょう)などを祈る「翁(おきな)」を舞った。また、深見東州、辰巳満次郎両氏 が白と赤の獅子にふんし「石橋(しゃっきょう)」を演じた。
■写真説明 1日、エジプト・ギザのスフィンクスを背景に演じられた薪能=AP
産経新聞 スフィンクス薪能報道
スフィンクスも日本の幽玄鑑賞
2001.06.02 東京夕刊
能の本格的なエジプト公演が一日夜(現地時間)、カイロ近郊のギザのスフィンクス前で行われた。
公演は日本と各国との文化交流事業を行うNPO法人「世界芸術文化振興協会」(深見東州会長)が主催、在 エジプト日本国大使館などの後援、協力で行われた。会場に詰め掛けた人たちは、ライトアップされたスフィン クス、ピラミッドを背景に幽玄で神秘的な能を楽しんだ=写真。(写真報道局 内藤博)