産経新聞 半田晴久(深見東州)掲載

夜景に映える幽玄の美 お台場で薪能

2003.10.01

国内外の人々に日本の伝統芸能の魅力を知ってもらおうと、「第六回東京大薪能inお台場」(主催 NPO法人世界芸術文化振興協会、後援・産経新聞社など)が三十日、お台場潮風公園で開かれた。

 

訪れた約二千人の観客は、東京の夜景とレインボーブリッジの光をバックに幽玄の美を堪能した。同協会は、これまでにエジプトやニューヨークでの公演を成功させるなど、内外で活発な活動を展開。この日の舞台では、能の「鶴亀」、狂言「蚊相撲(かずもう)」、能の「野守」が順に演じられた。

 

同協会の深見東州会長(五二)は「多くの人にわかりやすい演目からでもいいので、能に触れていってほしい」と話していた。