東京国際コンサート
東京国際コンサート 2014
2014年6月20日 サンケイスポーツ
クリックで拡大
2014年6月20日 スポーツニッポン
クリックで拡大
2014年6月21日 日刊スポーツ
クリックで拡大
ルネ・フレミングが当代随一のソプラノ披露
米国を代表する女性オペラ歌手のルネ・フレミングが、当代随一のソプラノを披露した。ルネは18日に東京・新国立劇場オペラパレスで開かれた東京国際コンサート(世界芸術文化振興協会主催、文化庁、外務省、東京都、米国大使館後援)で、11曲を歌い観衆を魅了した。
一般の人にオペラを知ってもらうのが目的のイベントで、主催者の半田晴久会長とニュージーランド出身のオペラ歌手、コナル・コードが脇役歌手として登場、ルネをもり立てた。
グラミー賞4回受賞
スポットライトの中に歌姫が浮かび上がる。銀色のロングドレスに白いストール。今が旬の、世界の頂点に立つプリマドンナらしく優雅な雰囲気が漂う。日本へは8年ぶりのお目見えだった。オープニング曲は「私の感謝をお受け下さい」(モーツァルト・コンサートアリア)。想像を絶する高音が館内に響き渡る。会場のオペラパレスは最高の音響施設を備えており、その素晴らしい歌声をさらに増幅させて観客を酔わせる。指揮者はルネが指名したロベルト・アバド氏(イタリア)、演奏は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団が担当。夢のような時間が続く。
“メトロポリタン歌劇場の華”といわれるルネはグラミー賞を4回受賞。オバマ米大統領就任記念コンサート(09年)、英エリザベス女王即位60周年を祝うコンサート(12年)、スーパーボウル(14年)での国歌独唱など、国家的行事でもその歌唱力を披露している。特にルネが歌うリヒャルト・シュトラウスの曲は評判が高く、この日も「セレナーデ」をはじめ4曲を熱唱した。笑顔を浮かべたり、胸に手を当てたり、高い声を目いっぱい続けるなど、その表現に聴き入ってしまう。
5度カーテンコール
約1時間、一気に11曲を歌い終えるとルネ、半田氏、コナルのコラボで日本歌曲「ふるさと」を日本語で三重唱。半田氏の美声と、コナルとルネの美しいハーモニーが響き渡り、この日最高の盛り上がりをみせた。最後はルネが12歳の時から歌う思い出の曲「踊り明かそう」(マイ・フェア・レディから)を感慨深げに歌ってフィナーレ。拍手が鳴りやまず5度のカーテンコールが繰り返された。
オペラ歌手(バリトン)で、オールラウンドのアーティスト、さらに実業家の半田氏は「東京を世界一の文化とスポーツ都市にしたいというのが協会の基本テーマです。今回は当代随一といわれるソプラノ歌手の、円熟した歌唱芸術を日本全国、そして都民の皆さんに聞いていただく機会を提供したいというのが趣旨でした。皆さんに喜んでいただけてよかった」と話した。
半田氏は自らを脇役歌手と称し、第1部ではコナルと交互に計10曲を歌った。こちらは寸劇あり、大きなアクションあり、「帰れソレントへ」や「ダニーボーイ」など、おなじみの曲も交えて楽しいひとときを過ごした。歌唱はどれも一流だった。会場には1800人を無料招待した。同協会は「次世代にこの伝統芸術を継承してもらうのが目的」で、無料で能楽に触れ合う機会を提供している東京大薪能も、昨年で15回を迎えた。
芸術の薫り高い街・東京を目指し続けられている2つの芸術イベント。半田氏は「音楽教育やジャンルを超えた音楽振興、チャリティーで協力していく予定」と、今後もルネとの良好な関係を維持しながら、芸術面での東京の発展に尽力したい考えを語っていた。
nikkansports.comより引用
2014年6月21日 東京スポーツ
2014年6月21日 デイリースポーツ
新聞報道
産経新聞
- フレミングのソプラノ響く 東京国際コンサート(2014.6.19)
日刊スポーツ
雑誌掲載
MOSTLY CLASSIC
- 東京国際コンサート 6月18日に新国立劇場オペラパレスで開催(2014/5)
東京国際コンサート概略
東京国際コンサート
“東京を、世界一の文化とスポーツ都市にしたい。”
そんな願いで贈る、魅惑の無料コンサート!
主催:NPO法人世界芸術文化振興協会
新国立劇場 オペラパレス(大劇場)
東京都渋谷区本町1-1-1
アクセス 京王新線(都営新宿線乗入)「初台駅」中央口(新国立劇場口)直結。
参加費無料 抽選制
平成26年6月5日17時までに参加申込をされた方の中から、
抽選で1700名の方をご招待します。
※抽選結果は、チケットの発送をもって発表とかえさせて頂きます。
※当日は、本人確認をいたしますので、パスポート、免許証のいずれかをお持ち下さい。
お問い合わせ・参加申込先:
NPO法人 世界芸術文化振興協会(IFAC) TEL 03-5336-9539
インターネットで申込 http://www.ifac.or.jp/
東京国際コンサート出演者
主賓歌手 ルネ・フレミング
現代において最も愛され、祝福されてる音楽大使の一人であるソプラノ、ルネ・フレミングは、その美しい声質、完成された芸術性と魅惑的な演技により、聴衆をとりこにしてきた。昨年7月、ホワイトハウスでの式典で、オバマ大統領は個 人の芸術家に与えられる、米国の最高位の名誉である国家芸術勲章を、フレミングに授与した。『国民の歌姫』として知られ、2013年度グラミー賞最優秀クラ シック・ソロボーカル賞を受賞したフレミングは、世界最高峰のオペラ劇場やコンサートホールを、華やかに彩り続けている。現在、彼女は他の音楽形態や、メディアにもその活動領域を広げており、様々なジャンルにわたるテレビやラジオの番組 ? PBS(公共放送サービス)で放映されたメトロポリタン歌劇場ライブの劇場映画や、テレビ用のHD(高精細度ビデオ)シリーズ、リンカーンセンターライブなどに主演している。ルネ・フレミングは、今年2月のスーパーボウルで、 初めてのクラシック・アーティストとして、試合開始前の国歌斉唱を担当し、その美声は多くの新たな聴衆層を魅了した。
脇役歌手・解説 深見東州 本名半田晴久
オペラ歌手(バリトン)。シドニーオペラハウス専属、国立オペラ・オーストラリア名誉総裁、及びゲストアーティスト。ジュリアード音楽院名誉人文学博士。 ジュリアード音楽院学長賞を受賞。また、国立中国歌劇舞劇院(オペラ団)正団員、海外芸術顧問。国立中国歌劇舞劇院一級声楽家。有明教育短期大学教授。ベ ルディーのバリトン主演の三大難曲、「リゴレット」「ナブッコ」「ファルス タッフ」や、モーツァルトのバリトン主演の二大難曲、「フィガロの結婚」「ド ン・ジョバンニ」、またドニゼッティーのバス主演の難曲、「ドン・パスクワー レ」など、様々なオペラでタイトルロールを演ず。ルネ・フレミングと同様、ジャンルを超えたボーダーレス歌手として知られる。オペラ歌手、シンガーソングライター、ロック歌手、ジャズ歌手でもある。
脇役歌手 コナル・コード
オペラ歌手(バス)。ベルギーのあらゆる主要歌劇団と、プリンシパル・バスとして多数共演。レパートリーは古典オペラから現代オペラまで幅広く、英国コヴェント・ガーデン、英国ホーランド・パーク、シドニーオペラハウス他、オー ストラリア、ニュージーランド、アメリカ、ベルギー各地で意欲的に活動している。美声と優れた演技に定評があり、ニュージーランド、オーストラリア随一のレポレロ歌いである。
指揮者 ロベルト・アバド
『何度でも繰り返し聞きたい指揮者』として、称賛される。切れ味鋭く、ドラマチックな音楽の創造性、直感のまにまに表れる叙情性、そして様々なスタイルを自在に生かし、情感を喚起する指揮法には定評がある。今日の数あるオーケストラや、オペラ・カンパニーの中でも、際立った存在として、高く評価されてきた。さらに、優れたコミュニケーション技術を持ち、洗練された、エネルギッシュな指揮者として敬愛されている。2009年、イタリア音楽批評家協会より、コンダクター・オブ・ザ・イヤーとして、イタリアで最も権威あるクラシック音楽賞である、『フランコ・アッビアーティ賞』を受賞した。
オーケストラ
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団