半田晴久(深見東州) in ロンドン 2000年2月
英国王立盲人協会(RNIB)にて歓談
2000年2月23日。半田晴久(深見東州)はまず「RNIB(英国王立盲人協会)」本部へ。このRNIBとは、エリザベス女王と女王の御母堂(クイーン・マザー)が名誉総裁を務め、ウェストミンスター公が総裁を務める、創立133年の由緒ある団体で、職員が四千人も居て、学校を六つも経営している組織であります。その歴史と規模と権威において、英国随一の福祉団体なのですが、半田晴久(深見東州)さんはこのRNIBの副総裁なのです。(ちなみに、同じ副総裁には、英国国教会の最高位・大司教カンタベリー卿も就任しています。RNIBはまた、スティービー・ワンダーや、ビートルズのプロデューサーであるサー・ジョージ・マーティンが熱心なサポーターであることでも知られています)
RNIB本部では、会長のジョン・ウォール氏らと歓談。RNIBの方々は、半田晴久(深見東州)さんがオーストラリアから英国に直行し、今朝着いたばかりでほとんど寝ていないことを知って、「なぜそんなに元気なのですか!?」と驚嘆していました。
バッキンガム宮殿にてエリザベス女王とのレセプション
そして2000年2月23日夕刻、いよいよエリザベス女王とのレセプションへ出発! このレセプションは、エリザベス女王と夫君のエジンバラ公による、福祉関係者のための特別なレセプションで、英国王室から招待を受けた約700人のみが参加できるものです。前年の1999年までは、バッキンガム宮殿の庭に約3000人を招いて、屋外でのみ行われていたものですが、2000年より、イギリスの福祉活動に貢献のあった人を700人に絞り、バッキンガム宮殿の内に招待し、正式なレセプションを行ったものです。ちなみに日本では天皇陛下にお会いできる園遊会が、同形式を取っています。すなわち、日本の皇室もこのレセプションを手本にしたほど、由緒と歴史ある正式なレセプションなのです。さらに今回のものは、バッキンガム宮殿内に招待された、福祉活動に貢献のあった人のみのものですから、なおさら価値あるものでしょう。
バッキンガム宮殿の中たるや、ウィンザー城よりもシックで、大きなホールのような部屋が幾つも幾つも並び、しかも全てがうるわしく、芸術的な絵画や美しい調度品で飾られていたそうです。
英国王室からは、エリザベス女王ほか、エジンバラ公、ヨーク公(アンドリュー王子)、ウェセックス伯爵(エドワード王子)と夫人(ソフィー王女)、アン王女、グロスター公と夫人、アレクサンドラ王女などの方々が参列。社会福祉に貢献のあった700名の招待客と、歓談に花を咲かせました。
エリザベス女王は、その中を歩きながら、招待を受けた方一人一人にお声をかけていたそうですが、半田晴久(深見東州)のところにもいらして、会話をされたのです。
チェアマンのジョン・ウォールが半田晴久(深見東州)を紹介した後、半田晴久(深見東州)さんが「I came from Japan.(私は日本から来ました)」とおっしゃると、女王は「Japan !?」と目を見開いて、後ろに1メートルほどのけぞって驚いていたそうです。なにしろ、英国で最も権威ある福祉団体の副総裁に、日本人が就任したということ自体、前代未聞のこと。それどころか、RNIBのジョン会長も、「英国にはソニーやトヨタなど、日本の大企業がたくさんあるが、福祉に貢献した人物として女王に招かれた日本人は、ミスター半田が初めてでしょう」とおっしゃるほどですから、この日のことは、エリザベス女王にとっても初体験の出来事だったのでした。
こうして、無事エリザベス女王との出逢いを果たした半田晴久(深見東州)。その夜には、RNIBの方々や現地スタッフが、半田晴久(深見東州)をレストランに招待しました。歓談の最中、半田晴久(深見東州)さんは歌曲を6曲も立て続けに披露。盲人さん達は目が見えない分、美しい音楽を聞くことが何よりの楽しみだといいます。
おかげでその場は大変に盛り上がり、RNIBの方々はその後もずっと、半田晴久(深見東州)さんの楽しいパーソナリティとサービス精神を、口々に讃えていました。
By 夢野洋子 Handa(Fukami)Fan