世界の若い議員と語り合う

グローバル・オピニオン・サミット

各国の国会議員ら活発議論「グローバル・オピニオン・サミット」

 世界の開発協力について、各国の国会議員らが議論を交わす「世界の若い議員と語り合うグローバル・オピニオン・サミット」(NPO法人世界開発協力機構主催、外務省・産経新聞社など後援)が30日、江東区有明の東京ビッグサイトで開かれた。

 35カ国から105人の議員らが参加。前東南アジア諸国連合(ASEAN)事務総長のスリン・ピッスワン氏らの基調講演の後、世界開発協力機構・半田晴久総裁がモデレーターを務めてパネルディスカッションを行った。

 各国の議員らは、持続可能な開発支援や、開発協力を進めるうえで各国の国会議員らが果たすべき役割などをめぐり、活発な議論を展開した。

産経新聞 2015.5.31 

特定非営利活動法人世界開発協力機構(WSD)、列国議会同盟(IPU)共催「若い議員と語り合うグローバル・オピニオン・サミット」が5月30日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された。WSDの半田晴久総裁(64)が主催者代表として登壇。午前10時から2部構成で行われ、午後7時のレセプション終了まで会場は熱気に包まれた。 

 東京ビッグサイトがヤングパワーで充満した。「若い議員と語り合うグローバル・オピニオン・サミット」は午後7時、閉幕レセプションをもってフィナーレを迎えた。世界の若手オピニオンリーダーが集結した9時間はあっという間に過ぎた。

 一般非公開で行われた第1部は「開発協力の導入に関しての原則」をテーマに午前10時に会議室でスタート。世界27カ国70人の参加者が集まる中、半田総裁とセーバー・チョードリーIPU議長が開幕のあいさつをした。マーティン・チェンゴンIPU事務総長、岡庭健・外務省国際協力局審議官、廣野良吉・日本国際フォーラム評議員(83)が、現在の日本の国際協力などについての基調講演を行った。若手議員から多くの質問や意見が寄せられ、議論は時間内では収まりきらないほどの盛り上がりをみせた。

 ランチブレークの後、午後1時からは第2部「日本の国際協力と国際開発における進化」が国際会議場を舞台に始まった。第1部閉幕時に半田総裁が「ランチを食べて会場近くの海を見ながら、デートに行かないでください。サケでも川から海に行って川へ帰ってくるのですから」と声をかけたところ、第2部では予定を上回る35カ国100名のヤングリーダーが集結。これを受け、半田総裁は「サケが海に行って、ほかの魚を連れて帰ってきた」とあいさつし、一般参加者1300人を笑わせた。主催のWSD(世界開発協力機構)について「ワイルド(W)セクシー(S)ダイナミック(D)の略」と説明し、真面目な議論の中にユーモアを混ぜるという、関西人ならではの手法で会場をひきつけた。

 これに続き、城内(きうち)実・外務副大臣(50)の基調講演がスタート。自民党所属の衆議院議員で、元外務大臣政務官の城内副大臣は日本のODA(政府開発援助)について「自助努力の援助・質の高い成長・人間の安全保障」の3つの特徴を軸に解説。タイの湾岸施設強化で産業化が実現したことや、ザンビアに公共トイレやシャワーを設置し、コレラ発症が減ったなどの具体的事例を出しながら、日本の国際的な取り組みを説明した。スリン・ピッスワン元ASEAN事務総長も同テーマで基調講演を行い、ひとりひとりが地球人であるという意識を持ち、持続可能な平和について説いた。

 その後は、講演からヤングリーダーを交えたディスカッションに移った。半田総裁は「持続的な成長の要素」について質問を受けると日本が繁栄した理由として江戸時代の識字率を例に出し「平均的な教育の必要性」について即答するなど、有意義な意見交換がかわされた。

 ここで、各オブザーバーが意見をあげた。元警察官僚の平沢勝栄・衆議院議員(69)は「自分は警察にいました。捕まっていたわけではありません」と前置きで笑いをとりながら、外国の治安問題について述べた。「警察捜査の技術や運営方法の輸出を行い、“カラオケ”と同じように“交番(KOBAN)”も世界用語になりつつある。治安は地域が発展するための要素」と、日本のODAが経済的援助から進化していると語った。

 また、舛添要一・東京都知事(66)は「夢を与えるのがODA」と話し、人づくりの大切さを根底におきながら、国対国のODAだけでなく、都知事という立場から都市対都市のODAについて説明した。ソウルで行う道路陥没の対策や北京でのPM2,5対策など、東京都と姉妹都市を組む都市を例に挙げながら、都市間ODAを解説。そこから、東京五輪・パラリンピックが開催される2020年までに、東京都をまったく渋滞のない都市にし、環境に配慮した水素社会をレガシーとして残すと自身の夢を熱く語った。

 各国の代表の主張に続き、チェンゴンIPU事務総長の、半田総裁に対する感謝の言葉で幕を閉じた「世界の若手議員と語り合うグローバル・オピニオン・サミット」。国際スポーツ振興協会(ISPS)会長や日本ブラインドゴルフ振興協会名誉会長などとして、スポーツを通じた世界貢献に寄与している半田総裁の行った今回のサミットも、大成功で終わった。

 ▼半田 晴久(はんだ・はるひさ) 1951年(昭26)3月18日、兵庫県西宮市生まれ。兵庫県立鳴尾高、同志社大経済学部、武蔵野音大特修科卒。その後、オーストラリアでMA、中国の清華大、浙江大でPh.Dの学位を取得。「ISPS」会長。オペラ歌手、画家、書家、能楽師などとして、マルチな才能を発揮。「強運」(たちばな出版)など著書は280冊以上。芸術活動や神道家として活動する時は、深見東州(ふかみ とうしゅう)という名を使用している。


2015年6月3日世界からオピニオンリーダー終結 ODAなど取り上げ議論白熱(スポニチ)より


2015年5月30日(土)

グローバル・オピニオン・サミット

平成27年5月30日(土)
 12:00開場 13:00開演 17:00頃終演予定 (※ 予定は変更になる場合があります。)

「世界の若い議員と語り合う
 グローバル・オピニオン・サミット」5ヶ国語 同時通訳あり
  主催/WSD(特定非営利活動法人 世界開発協力機構)
  共催/IPU(列国議会同盟)

東京ビッグサイト国際会議場
りんかい線「国際展示場」駅下車 徒歩約7分
ゆりかもめ「国際展示場正門」駅下車 徒歩約3分

参加費無料
先着1,000名が7F本会場で参加できます。(整理券を配布します)
それ以降は、1FのモニターTV会場での参加となりますが、終了後、参加者が挨拶に参ります。


IPUは、列国議会同盟と訳される、Inter-Parliamentary Union の略称です。
1889年に設立された、主権国家の立法府による国際組織として、唯一かつ最高の権威があります。127年の歴史の中で、国連や国際司法裁判所の設立に、大きな役割を果たしました。
現在 166ヶ国が加盟し、民主主義と人権、男女同権を柱として、国際平和や国際協力を推進しています。そして、アジアでの活動を強化し、若い議員の参加や育成、女性議員の増加をめざし、2013年に、史上はじめて民間組織と提携しました。それが、WSD(世界開発協力機構)です。
今回は日本における IPU と WSD 共催の、第一回の国際会議です。19ヶ国から、63名の若い議員が集まり、自由で活発な議論や、プラクティカルな意見交換を行います。
若い議員が日本に来て、最も興味をもつテーマは、やはり、日本の開発援助でしょう。これを中心に、幅広い議論を展開します。
司会とモデレーターは、WSD総裁の半田晴久が務めます。また、WSD「半田フェロー」(CSISのヤングリーダー)が、各国から約30人参加。また、(株)菱法律経済政治研究所のヤングパーラメンタリアン(議員)も、約30人参加します。さらに、WSD顧問のシニアパーラメンタリアンやオブザーバーも加わり、活発な議論を展開します。


お問合せ:WSD(特定非営利活動法人 世界開発協力機構) TEL:03-5336-6544


司会 兼 モデレーター
半田 晴久(日本)
世界開発協力機構(WSD)総裁。カンボジア政府顧問(上級大臣)、ならびに首相顧問。在福岡カンボジア王国名誉領事。カンボジア大学総長、教授(国際政治)。東南アジアテレビ局解説委員長。アジア・エコノミックフォーラムファウンダー(創始者)・議長。

セイバー・チョードリー(バングラデシュ)
IPU(列国議会同盟)議長

マーティン・チェンゴン(カメルーン)
IPU(列国議会同盟)事務総長

スリン・ピッスワン(タイ)
前ASEAN事務総長(基調講演)


内閣のパーラメンタリアン(議員)
城内 実(日本)
外務副大臣(基調講演)
自由民主党

シニアパーラメンタリアン(議員)
カオ・キム・ホルン(カンボジア)
元・外務・国際協力省長官(副大臣)
現・首相特命大臣

シニアパーラメンタリアン(議員)
原口 一博(日本)
民主党 副代表、元総務大臣

シニアパーラメンタリアン(議員)
平沢 勝栄(日本)
自由民主党、元外務委員長、元政調会長

シニアパーラメンタリアン(議員)
松木 謙公(日本)
維新の党 幹事長代行、元農林水産大臣政務官

オブザーバー
ブレンダン・スキャネル(アイルランド)
元デンマーク・アイルランド大使
元駐日アイルランド大使

オブザーバー
ラルフ・コッサ(アメリカ)
パシフィックフォーラムCSIS理事長

オブザーバー
伊藤 憲一(日本)
日本国際フォーラム理事長。東アジア共同体評議会会長。グローバル・フォーラム代表世話人。世界開発協力機構(WSD)副総裁。

IPU参加者
ヤングパーラメンタリアン(議員)
(19ヶ国 63名)

※オブザーバーはさらに増え、変更になる場合があります。